基礎に裏打ちされた独自の表現力。
山十四造園の造園はオリジナリティを大切にした、
いわば「真行草の草」。
しかしそれは奇をてらったものではありません。
”崩し”は基本を徹底的に学び、初めて実践出来るもの。
私たちは、基礎を極め己の内から出る表現力が造園の「草」だと考えています。
山十四造園の造園はオリジナリティを大切にした、
いわば「真行草の草」。
しかしそれは奇をてらったものではありません。
”崩し”は基本を徹底的に学び、初めて実践出来るもの。
私たちは、基礎を極め己の内から出る表現力が造園の「草」だと考えています。
戦後の高度経済成長期、多くの農民が所有の土地へ植樹、自己流や即席技術のまま造園業界へ参入しました。
新規建築などが盛んな折、その流れは粗悪な庭を量産する事態を招きます。
結果、日本全体の造園技術レベルは下がり、日本人が日本庭園に嫌悪感を示すようになりました。
その期に輸入された文化が、イギリスなどのガーデニングや西洋風庭園です。
当時輸入された文化は、そのまま西洋風庭園として広まりました。
しかし、日本の気候と風土には合わず、
殆どの西洋風庭園は本来のイングリッシュガーデンと呼べるものではありませんでした。
高度経済成長期から数十年、日本庭園をもう一度見つめ直そうという考えが主流となりつつあります。
文明開化で東京、横浜の庭師は素晴らしい舶来文化の消化をしました。現存するものがかなり少ないので写真や絵葉書などでしか確認出来ませんが、現在よりもさらにモダンで豊かな発想力を感じる庭がたくさんあ ります。
私たち山十四造園は、まずは造園人一人一人がクリエイターだという意識を持ち、
もっと貪欲に知識を深め技術を上げなければいけないと考えています。