茶道具制作[ Tea utensils ]

一期一会に千年の品質。

山十四造園は造園業者でありながら、
茶杓などの茶道具制作を行っています。
実は、庭師による茶道具制作は古くから続く文化で、
造園業だからこその技術、知識は、
今もお茶人を支える屋台骨となっています。

たった一日、一会の為だけに作る、
「青竹」の茶道具

竹というのは本来、表皮に含む油分を熱で抜く事により防虫効果を出した後、
3~5年の陰干しで竹の繊維に含まれる水分を抜き、初めて「白竹」と呼ばれる材料になります。

 

「白竹」は茶杓など百年千年使えるお茶道具になりますが、
逆に「青竹」のお茶道具が青いのは切り出した 一瞬だけ、
たった一日の一会の為だけに作ります。

 

山十四造園では、花入や蓋置などは千年使えるものと同等の希少部位の竹材を使い、
同等の仕上げ削りを施 します。


全てはたった一瞬の”おもてなし”のために。

茶庭×茶道具のおもてなし

茶庭×茶道具のおもてなし

露地作りから、代々受け継がれる実竹を用いた「茶杓下削り」、竹花入の製作、茶事や茶会の時には棕櫚箒や塵箸、蹲踞の筧などの交換から掃除や下足番まで請け合います。


露地の設計から長きにわたりお茶人様と深く関わる仕事柄、我々自身も茶の湯者でないと成り立たない部分が多くあります。当社ではスタッフ全員が茶の湯を学び、私生活でも茶の湯を実践出来るよう心掛けております。


伝統が息づく、茶味のある仕事ぶりを是非ご堪能ください。

山十四造園代表 兼 茶杓師

芦垣寒蟬のご紹介

芦垣寒蟬

千利休の茶杓師「甫竹」は只の職方ではなく、利休の弟子にして立派なお茶人だったと伝えられています。

 

山十四造園の三代目代表 芦垣 玲央奈もまた、
茶杓や花入を削る精神修行こと が自分の茶の道「茶道」だと信じ、「芦垣寒蟬」という号で茶杓などの茶道具製作、全国各地 でのお茶人 / 茶道家向け「茶杓削り教室」を主宰しています。

 

茶杓を削る事から作庭の新たな発想を得、季節を感じる庭の手入れからは茶杓削りの奥深さを知る。

その感動を伝えるべく、活動を続けています。